石巻
クリエイティブな地域への転換。
Reborn-Art × 右腕プログラム
「Reborn-Art」とは、「生きる術」のこと。
震災後に生まれた息吹は、地域の潜在力を目覚めさせた。
まちを豊かに創造するのは、訪れるひとりひとりの個性だ。
ニッポンの未来をつくる挑戦者たち
「Reborn-Art」とは、「生きる術」のこと。
震災後に生まれた息吹は、地域の潜在力を目覚めさせた。
まちを豊かに創造するのは、訪れるひとりひとりの個性だ。
人口約15万人、宮城県第2の都市、石巻。
東日本大震災では最大の被災地となった一方で、30万人を超えるボランティアが訪れ、そのまま移住した若者も多く、中心市街地ではクリエイティブなまちづくりも始まっています。
石巻エリアで次々と生まれる新たな取り組みに、世界中から注目が集まっています。
2017年夏、石巻牡鹿半島を中心に国際芸術祭「Reborn-Art Festival」が行われます。
地域の潜在力が目覚め、地域の人と一緒に地域の10年後、20年後の未来を形作っていく。
その賑わいに魅了され、若者たちが戻ってくる。
その未来に向けて、新たに地域を「つくる人」を育んでいくために、「Reborn-Art × 右腕プログラム」がスタートします。
石巻の未来をつくる挑戦者を募集します!
Reborn-Art × 右腕プログラムは、起業志望や新規事業創出に関心を持つ人材に、地元事業者の右腕としての参画機会や、創業支援をすることを目的としています。
プロジェクトリーダーの「右腕」として、リーダーの事業ビジョンの実現に参画する「右腕コース」。1年間の右腕期間で、事業をともに軌道に乗せていくことが目標です。
自身の事業構想の実現に向けて準備を進める「起業準備コース」。起業したいテーマのプロジェクトに所属して業務に関わり、地域との関係性を作りながら、自身の事業立ち上げに向けた準備(リサーチ・事業化)を行います。地域での事業化に向けてのサポートや、構想をブラッシュアップする研修機会等もあります。
1年後の独立・起業構想をエントリー時にご記載頂きます。
起業したい事業プランを持ち込み、石巻エリアで創業し、形にしていく「起業コース」。プロジェクトに所属することなく、ベーシックインカムとして月16.6万円が1年間保証される中で、起業に向けて活動します。地域内のつながりづくりや、研修機会などのサポートもあります。
起業したい事業構想をエントリー時にご記載頂きます。
登録フォームに情報を入力いただき、右腕プログラムのエントリーシートを入手し、必要事項を記入のうえ、ご提出ください。
→ エントリーシートをダウンロードする
お送りいただいた方から、順次書類選考を行います。
※「起業準備コース」は、事業構想案もご記入いただきます。
NPO法人ETIC.の担当者による面談を行います。
1次面談は基本的にNPO法人ETIC.渋谷オフィスで行いますが、遠方の方などはskypeや電話等で行う場合もあります。
現地のプロジェクト責任者との最終面接を実施します。
職場や生活環境を直接ご確認頂くためにも基本的には活動地域での面接を行いますが、ご自宅から現地までの往復交通費は自己負担となりますので、ご了承ください。
プロジェクト責任者・エントリー者の双方の合意により右腕参画が決定します。
プロジェクト側での検討の結果は、NPO法人ETIC.の担当者よりメールにてご連絡いたします。活動開始時期は各プロジェク責任者との調整の上、決定してください。
右腕内定者を対象に、参画する地域についての事前学習、これまで活動して来た右腕のケースラーニングなどの研修を実施します。参画決定後から活動開始までの間にご参加ください。会場は、東京または仙台を想定していますが、変更の場合もあります。
※原則必須参加ですが、どうしても調整が難しい場合、別途オリエンテーションのみを行います。
1年間右腕として活動いただきます。活動終了時は、自身の取り組みの振り返り、研修を実施します。
※「起業準備コース」は、事業構想を提出し、独立・起業します。
宮城県石巻市は、県東部に位置する東北第2の都市。世界三大漁場のひとつ金華山沖にほど近く、ホヤやカキなどの漁業が盛んなほか、稲作を中心に農業も行われている。震災後に、多くのボランティアが訪れ、移住し、交流人口も増え、クリエイティブな新しいまちへ変わりつつある。
震災後、「ツール・ド・東北」、「Reborn-Art Festival」という2つの大きな観光・交流コンテンツが立ち上がった。これらを起爆剤に、民泊のさらなる規制緩和、着地型観光の事業化、インバウンド観光への展開など、新たな地域の「稼ぐ力」に育てていく動きが進んでいる。
石巻市内には、市町村合併により十分な公共サービスが受けにくいエリアも少なからず存在します。震災後、そんな地域の暮らしを守るNPOが生まれ、たくさんのユニークな取り組みが始まっている。
石巻は言わずと知れた水産のまち。震災を機に、これまでの水産業のあり方に新たな風を吹き込む、かっこいい漁師が次世代の漁師を育成するという革新的な挑戦が生まれている。
石巻エリアには、これまで30以上のプロジェクトに50名以上の右腕が参画してきました(2016年11月現在)。プロジェクトリーダーや、現地コーディネーター、右腕がそれぞれ地域とつながり合い、相互に助け合い、高め合い、楽しむコミュニティができつつあります。挑戦する右腕の助言者であり、仲間となる、サポーターを紹介します。
フリーランス
宮崎県五ヶ瀬町出身。大学卒業後、一般企業での勤務を経て2010年に特定非営利活動法人JEN入局。中越大震災後の十日町市池谷集落の村おこしプロジェクトを担当。その後、ハイチの事業を担当中に3.11発災し宮城県入り。以後石巻市を中心に緊急支援のプロジェクト並びに現地雇用スタッフのマネジメントを担当。特に在宅被災者が多い沿岸部でのコミュニティ支援に継続して取り組む。二年半に渡りJENの現地駐在員を務めたのち、2013年9月より石巻にて個人事業主として開業し、住民主体の地域づくりのサポートを行っている。
合同会社巻組
2011年5月大学院在学中にボランティアとして宮城県石巻市へ移住。1年間でのべ28万人もの災害ボランティアを受け入れた同市で、市外からの移住者にむけた住宅が不足している実態に直面し、被災した空き家の改修、情報提供、シェアハウスの企画運営等の活動を始める。活動開始から1年間で19件の空き家の情報提供を行い、利用者は30名となった。移住者の定着をはかるため、地域の事業者へのピッチイベント等を通して起業支援を行う。
一般社団法人パワクロ
宮城県柴田町出身。東北学院大学卒業後、上京しITコンサル企業へ。WEB制作会社を経て、独立。フリーランスのWEBクリエイターとして活動する。東日本大震災を契機に宮城へUターンし、復興支援事業に従事。2012年3月にわかめ漁師を経由し2012年9月一般社団法人パワクロを設立し代表理事に就任する。現在は水産業の再興のため石巻の水産加工会社「株式会社ヤマトミ」の社員として活動する。
ヤフー株式会社
2003年ヤフー株式会社に入社。ビジネスサービス本部ECコンサルティング部 部長、コンシューマ事業統括本部ビジネス開発部 部長などを務める。2011年3月に東日本大震災が起きたことから、同年12月に「復興デパートメント」プロジェクトを立ち上げ、2012年4月に復興支援室を新設、室長に就任。その後、社会貢献本部の本部長として復興支援に尽力。「ツール・ド・東北」も2013年の第1回大会から事務局長を担当。
一般社団法人apbank
2009年早稲田大学国際教養学部卒業。国際見本市主催会社にて1年弱セミナー企画運営を担当する。その後は友人と古本屋を立ち上げ約1年仕入れから値付け、在庫管理、店頭販売まで経験し、友人に店は託しその後は1年間外資系IT企業にて新卒採用に従事する。2013年にap bankへ転職し、2014年にReborn-Art Festival(RAF)立ち上げのため石巻に移住し、現在も石巻をベースに主にRAFの仕事を行なっている。
一般社団法人ISHINOMAKI2.0
石巻生まれ、石巻育ち。大学では憲法を専攻。大学院修了後バーテンダーなどを経て、スポーツを通したまちづくり活動を行う。勤務中に津波被害にあい自宅も半壊するが、震災直後から瓦礫撤去、泥かき、仮設住宅団地のコミュニティー形成などに奔走し、石巻中央部の復興活動の中心的な役割を担う。ISHINOMAKI2.0の発足後は復興に留まらないまちづくりのアイデアを次々と実行に移し、まちの内外の様々な立場の人々をつなぎながら石巻のバージョンアップを目指す。総務省地域力創造アドバイザー。2012年度グッドデザイン賞復興デザイン賞・第4回地域再生大賞特別賞受賞。
一般社団法人イシノマキ・ファーム
二輪メーカーにてモータースポーツ企画運営、自身もレーシングカートのワークスドライバーとしてレースに参戦。その後、教育分野・福祉分野の専門職を経て、2011年に、障がい者の就労支援団体のNPO法人Switchを設立。そして、以前住んでいた石巻で再び新たな雇用の創出を目指し、2016年8月一般社団法人イシノマキ・ファームを成立、代表理事として半農半Xの日々を送っている。
石巻では、地域資源を活用し、新たな経済や社会のあり方を提案する事例が次々に生まれています。
西村真由美